「寝る子は育つ」と言いますが大人の女性にとっても睡眠は「天然の美容液」であり特に髪の美しさを左右する成長ホルモンや女性ホルモンの分泌にとって睡眠時間は絶対的な意味を持つ聖域ですが現代女性の多くは慢性的な睡眠不足に陥っており知らず知らずのうちに美髪ホルモンの蛇口を自ら閉めてしまっているのが現状です。髪の修復や成長を促す成長ホルモンは入眠直後の深いノンレム睡眠中に集中的に分泌されますが睡眠時間が短かったり質が悪かったりするとこのゴールデンタイムを逃してしまいダメージを受けた髪が修復されずに朝を迎えることになります。また女性ホルモンの分泌も睡眠と密接に関係しており睡眠不足は自律神経のバランスを乱し卵巣機能を低下させるためエストロゲンの分泌量が減少し髪のパサつきや抜け毛の原因となります。さらに睡眠不足は食欲を増進させるグレリンというホルモンを増やし食欲を抑制するレプチンを減らすため深夜のドカ食いや肥満を招きそれがまたホルモンバランスを乱すという悪循環に陥りやすくなります。理想的な睡眠時間は七時間から八時間と言われていますが忙しい毎日の中でそれを確保するのが難しい場合は睡眠の「質」を高めることに注力すべきであり就寝前のスマホ断ちや入浴で深部体温を上げることそしてアロマやヒーリング音楽を活用してリラックスモードに入ることなどが有効です。また寝具やパジャマにこだわり肌触りの良いものを選ぶことも睡眠の質を上げ髪への摩擦ダメージを減らすことに繋がります。睡眠を削ってスキンケアやヘアケアに時間をかけるのは本末転倒でありまずはしっかりと眠って体内のホルモン工場をフル稼働させることがお金をかけずにできる最高の美髪ケアであるという原点に立ち返り今日から睡眠を美容の最優先事項としてスケジュールに組み込んでみてください。また腎の機能が低下する「腎虚」も老化による脱毛の原因とされるため「八味地黄丸(はちみじおうがん)」などの補腎薬が処方されることもあります。